禁煙治療について

ニコチンパッチや内服治療薬(チャンピックス)を用いた
禁煙治療を行っています。

 当院は、厚生労働大臣が定める「ニコチン依存症管理料に関する施設基準」に適合し、禁煙治療のための標準手順書(日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会作成)に沿った禁煙指導、治療を行っています。禁煙に挑戦する方、決心した方はご相談ください。
喫煙で起こる病気、CAPD「慢性閉塞性肺疾患」
別名たばこ病や動脈硬化の検査も行っています。


医療機関で禁煙治療を受ける利点
 禁煙するには、個人で禁煙グッズを買い禁煙に挑戦するケースと医療機関で禁煙治療を受けるケースがあります。運転免許にたとえると、前者は、1発試験に挑戦、後者は教習所に通うようなものです。もちろん1発試験で合格する人もいますが、確実なのは後者だと思います。
教習所が確実な理由として、1)道具 2)知識 3)経験、この3つがあるからだと思います。
1)道具・・教習車とコース 2)知識・・合格に必要な学科、技能のレベルの認知 3)経験・・数多くの素人を合格レベルまで引き上げた実績の積み重ね。
医療機関での禁煙指導も同じです。1)道具・・ニコチンパッチと内服治療の選択、一酸化炭素濃度測定器、肺機能評価装置、動脈硬化測定装置等の医療機器 2)知識・・禁煙学会や禁煙医師連盟からの最新の情報や医学知識 3)経験・・数多くの症例から得られた、失敗と成功の原因分析 の積み重ね。
禁煙を決心された方、挑戦される方は、より確実な選択をされたほうが良いと思います。
         (第18回日本禁煙推進医師歯科医師連盟学術総会での清水隆裕先生の講演を参照)

加齢黄斑変性の眼底写真

  加齢性黄斑変性症

米国では失明原因の第1位、日本では第4位にあげられている病気です。日本も欧米型生活スタイルの浸透によりこの病気が増えています。最初に喫煙との因果関係が指摘された眼科の病気です。
喫煙により、網膜動脈硬化症、白内障等の悪化も報告されています。禁煙することで、これら眼病の悪化を防ぐ可能性があります。

禁煙治療が保険適用となる条件
1)ニコチン依存症に対するスクリーニングテスト(TDS)の結果が5点以上でニコチン依存症と診断
2)ブリンクマン指数(1日に喫煙本数×喫煙年数)が200以上
3)直ちに禁煙する事を希望
4)「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、禁煙治療を受けることを文章にて同意

以上、1)〜4)のすべてを満たす場合に保険治療が可能となります。

TDS等の詳細な情報は以下のホームページを参照してください。
お医者さんと禁煙したい人をサポートするサイト すぐ禁煙.jp 
http://www.sugu-kinen.jp
禁煙サポートサイト いい禁煙 http://www.e-kinen.jp

当院での禁煙治療の手順
(初回は予約診察になりますので診察の予約をお願いします。)

1.受付:問診書、TDS、ブリンクマン指数記入・・・保険治療可否の決定
2.検査:呼気中一酸化炭素測定、肺機能検査(肺活量、1秒率)、ファガストローム依存度指数
3.看護師による問診、禁煙治療の説明
4.医師による問診、禁煙の説明・指導、治療方針の決定、同意書に署名、薬の処方
以上の順番で行っています。最初の問診から終了までは1時間以上かかります。
医師は日本禁煙学会 禁煙専門・認定指導者です。

禁煙治療に対する良くあるお問い合わせ

Q:健康保険が使えますか?
A:上記の条件を満たせば保険治療可能です。ただし、1年以内に禁煙治療に保険を用いた方は適応になりません。
Q:保険でどのくらい費用がかかりますか?
A:3か月分の診察料が6600〜7700円、薬剤料が7400〜15000円です。
Q:飲み薬と貼り薬どちらが良いのでしょうか?
A:どちらが良いかは個人個人で異なりますので、相談した上で決定しています。
Q:何回ぐらい通院しないといけませんか?
A:最初に3ヶ月間は必ず受診するように約束します。初診時を含め6〜8回の通院をお願いしています。
Q:予約は出来ますか?
A:初回はすべて予約診察です。2回目以後は予約以外での受診も可能です。
Q:待ち時間は長いですか?
A:日によってかなり変わりますので予測は出来かねますが、待ち時間の間に検査、看護師による説明を終わらせるようにしています。



第9回日本禁煙学会総会に出席しました。 
(平成27年11月21日〜22日 熊本市民会館・熊本市国際交流会館)


会場の市民会館は熊本城の
近くです。市民会館前の銀杏も少し色づき始めていました。
熊本城は別名銀杏城(ぎんなんじょう)と呼ばれています。

学会のポスターです
すわん犬とくまもんが迎えてくれます。
すわん犬(吸わんケン)は会場案内でも活躍しています。

会場の入り口には学会の看板が掲げてあります。 大勢の参加者が受付をしています。参加者は1100人と報じられていました。

動機づけ面接の講習です。説明、説得型のカウンセリングより気づかせ型のカウンセリングの方が有効な様です。 何か、のらりくらりとした話し方に思え、患者さんが怒らないか少し心配です。


受動喫煙に注意


平成28年5月31日 山陽新聞

他人の煙で健康を害す多くの人がいます。肺癌、心臓病で亡くなる方は1年間に15000人に上るとの推計値を厚生労働省が発表しました。このうち、男性3680人女性4100人が職場の煙で犠牲になっています。交通事故の死者が4117人(平成27年) ですから、いかに多くの方が被害にあわれているかお分かりになると思います。
ここで一番問題なのは、加害者である喫煙者が加害者であることに気が付いていないことです。喫煙者は知らず知らずの内に殺人者になっているかもしれません。
禁煙することで、自分だけではなく、自分の家族、友人を積極的に死に追いやらなくなります。家族、友人に心筋梗塞、脳梗塞、癌、喘息の方がいらっしゃる場合、禁煙は必須だと思います。

禁煙は愛 喫煙は害 あなたにとっても 家族にとっても


知っていましたか?
日本たばこ産業(JT)は裏でこんな活動もしています。

JT受動喫煙防止条例制定妨害の記事
山陽新聞 平成19年2月16日

表では「マナーをケータイしよう」「あなたが気づけばマナーが変わる」とマナーキャンペーンをしていますが、裏では健康増進のための行政の取り組みを妨害する活動をしています。
禁煙を妨げる活動、喫煙をそそのかす活動は、今後ますます巧妙になり、我々の健康を蝕むと思います。
ご用心ご用心。